2025年3月11日

 

McDaniel家は会社と地域社会に対する深い献身を反映し、3世代にわたってAlbemarleとキングス・マウンテン鉱山に貢献し続けています。

家族の歴史は鉱山の歴史のほとんどと重なっており、今や若い世代が鉱山の復活劇に重要な役割を果たすかもしれません。

キングス・マウンテン鉱山でのリチウム採掘は、第二次世界大戦の軍事活動のための原材料の需要が高まった1942年に始まりました。リチウムは、米国陸軍や海軍で、またアルミニウムや鋼鉄などの材料の構造特性を強化するために工業生産で使用されました。また、飛行中の極端な温度に耐えられる飛行機エンジンの潤滑剤の一部としても使われました。

Dennis McDanielは1951年に鉱山でキャリアをスタートさせ、34年間の在任期間中、メンテナンス業務に従事しました。孫のCale McDanielは、Dennis McDanielは多芸多才な人物で、その多くの技術が高く評価されていたと言います。

1974 年、Dennisの息子、Larry「Stub」McDanielが契約溶接工として鉱山で働き始めました。1990年代にキングス・マウンテン鉱山での採掘作業が停止されると、スStub McDaniel は別の部門に異動し、その機敏さを発揮しながら、献身的に働きました。彼は38年間の主任オペレーターとしての勤務を経て退職しました。

Albemarleは2015年にRockwood Holdings 社の買収の一環としてキングス・マウンテン鉱山を取得しました。現在、キングス・マウンテン鉱山の施設には、国内のリチウム資源があるだけでなく、世界中の顧客向けにバッテリー・グレードの水酸化リチウムを生産する5,500トンの変換施設も併設されています。

 

この夏、Dennis McDanielの孫であるCale McDanielがキングス・マウンテン鉱山に住んで30年になります。音楽を専攻する学生時代に夏季の短期バイトとして働いたCaleは、バッテリー部門を訪問した際に自分の機械に対する適性に気づきました。

現在、Caleは環境、健康、安全の専門家です。鉱山の復活について次のように語った。「私にとってこのプロジェクトの最大の魅力は、完全に元の姿に戻るのをこの目で見ることでした。鉱山で400人の従業員が働いていた頃、私はそこで働く男性たちに育てられました。私は何か素晴らしいことに参加して、それが再び稼働するのを見たいと思いました」。

McDaniel家の伝統は地域社会にまで受け継がれ、4世代にわたって地元の消防士として活躍していました。現在、Caleの2人の息子は公務員としてこの伝統を引き継いでおり、甥はキングス・マウンテン鉱山で重機オペレーターになることに興味を示しています。

Caleは、Albemarleにとどまり続ける理由を企業文化にあると答えます。「そこで働く人、配慮、そして思いやり。そうした企業文化が私をAlbemarleに留めているのです」。

McDaniel家をはじめとする従業員たちは、思いやり、好奇心、協力、謙虚さ、責任感、誠実さといったAlbemarleの中核となる価値観を体現しており、献身的な個人が会社と地域社会に与える影響を実証しています。